O2Oの効果測定をGoogle Analyticsで行う
会員制サイトのO2O(Webで集客して実店舗で販売)の売上をGoogle Analytics(GA)に登録する方法を調べたので書きます。
O2Oでオンラインクーポンを発行するとして、クーポンは会員を識別できるID(coupon_id)が割当てられているとします。
つまりcoupon_idからユーザID(user_id)が割出せます。
Webサイトのjsには以下のようなスクリプトを追加します。
ga('create', 'UA-XXXXXXXX-Y', { 'userId': '<% user_id %>' });
ga('send', 'pageview');
GAへの登録方法ですが、
前提としてGAのUser IDレポートとeコマース設定を有効にする必要があります。
その上でMeasurement Protocolを使用します。
Measurement ProtocolとはHttpsのGet/PostリクエストでGAのpage view/transaction等のヒットを行います。
APIはこちら
(注文例)
注文ごとに1回リクエストする
https://www.google-analytics.com/collect?v=1&t=transaction&tid=:tracking_id&uid=:user_id&ti=:transaction_id&tr=:price&tt=:transaction_tax
パラメータ内容
:tracking_id | UA-XXXXXXXX-Y形式のGAトラッキングID |
---|---|
:user_id | coupon_idから割出したuser_id |
:transaction_id | 注文ごとに一意になる値(user_id + 日時等) |
:price | 売上金額 |
:transaction_tax | 税金 |
(商品例)
商品ごとに1回リクエストする
https://www.google-analytics.com/collect?v=1&t=transaction&tid=:tracking_id&uid=:user_id&in=:item_name&ip=:item_price&iq=:item_quantity&iv=:iv
パラメータ内容
:tracking_id | UA-XXXXXXXX-Y形式のGAトラッキングID |
---|---|
:user_id | coupon_idから割出したuser_id |
:transaction_id | 注文例のtransaction_id |
:item_name | 商品名 |
:item_price | 商品値段 |
:item_quantity | 商品個数 |
:iv | 商品カテゴリ |
上記2個のリクエストを組み合わせればGA上でウェブの集客を管理できます。