[AWS Summit Tokyo 2017 Day3]バイタルデータの意味付けと言う荒波を乗り終える!適切な処理分担のためのサーバレスアーキテクチャ
最終日です。暑すぎじゃないですか。本日はサーバーレスに特化したセッションを中心に回っていく予定です。
本稿では、株式会社JINSさんのウェアラブルデバイスと、そのデータ処理におけるサーバレス環境の利用についてのセッションをレポートします。
商品「JINS MEME」
- JINSのウェアラブルメガネデバイス
- 集中/瞑想/覚醒などの情報を読み取る(!)
- それを客観的に見ることで自分のバイタルを管理していこうぜ、というプロジェクト。
- 頭部加速度/回転角/瞬き/視線移動/周波数 などの情報をSDKで得られる。
- メガネ => スマホ => クラウドに送信
バイタル(生体データ)
- バイタルデータの中で心拍センサーは枯れているのでよく使われている
- バイタルデータは本来めんどくさい。
- 心拍/脈拍 => 枯れている/周期性がある。ノイズデータが消せる
- モーション => パターン認識。機械学習。めんどくさい。
- 眼電位/脳波 => ノイズがある。統計/機械学習が必要。めんどくさい。
- 眼電位の生データはノイズが多くデータ量が多い!
- バイタルデータならではのレイヤーの深さと通信制約 => そのままではなく概観したデータを圧縮しないといけない。
- ウェアラブル端末ならではの機能制約にかなり苦しみがある
サーバー側アーキテクチャへの落とし込み
- スケーラビリティを保つため、キューとバッチではなくストリームの逐次処理化したい
- リアルタイム/ステートレス化して差分アルゴリズムを整える
- 「売れるか売れないか」わからない状態で構成を組むことに難があった => Lambdaの使用
- Rはサーバレスアーキテクチャと相性が悪い大量データのバッチ式処理
- Shiny を利用して分析しながらの開発
ウェアラブルに足を突っ込んできての雑感
- 分業が進み過ぎていてインテグレーションは大変
- 最新のツールを利用して理解できる範囲を広げる
- AWSを利用することで集中したいものに工数をさく
感想
ステートレスなFunction構造がはまるところと逆に相性が悪いところ、その辺の事例が確認できました。
利用の際はその辺を意識していきたいと思います。